有酸素運動は食前・食後で効果が変わる!?【目的に合った効率的な運動をしよう!】

ウォーキングをするタイミングは、「食事前」か「食事後」か悩むところ。
「食前の運動がダイエットに良い」
ということでご飯を食べる前の空腹状態でのウォーキングを勧める意見もあれば、

「運動後に歩いたほうが太りにくい」なんて意見もあり、本当はどっちが良いのか迷ってしまいます。

ウォーキングは健康やダイエットに良いと言われる有酸素運動の一つで、
どのタイミングで実施しても体に良いことは間違いありません。

でも、食前に歩くか食後に歩くかで微妙に効果の違いがあります。
その効果の違いについて紹介しつつ、目的別にどっちがおすすめか紹介しているので、
是非参考にしてみてください。


痩せるための運動方法は2種類
ダイエットをするなら、
食事制限などでただ体重を減らすだけではなく健康的に痩せるのが理想ですよね。

そのためには、食事や運動、生活習慣のバランスが必要です。
ダイエットに適した運動は、有酸素運動無酸素運動の2種類です。
どのような違いがあるのかを説明します。

ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は脂肪燃焼効果大
有酸素運動とは、脂肪などを燃焼させる際のエネルギーに酸素を使う運動です。
例としてジョギングやウォーキング、水泳などが挙げられます。
運動の強度が低いため長時間の運動が可能で、
無理なく長い時間行えば効果的に消費カロリーを増やせます。

有酸素運動の主な効果は「脂肪燃焼」。
他にも、基礎代謝アップや血圧の安定、心肺機能の向上などさまざまな効果が期待できます。



筋トレなどの無酸素運動基礎代謝を高め筋肉アップ
無酸素運動は、エネルギーに糖を使う運動です。
ウエイトトレーニングや筋トレ、短距離走など短時間で行う、運動強度が高いトレーニングです。
筋肉が鍛えられることで基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなります。
無酸素運動後もダイエットに効果的なホルモンが分泌されるため、脂肪燃焼が促進されます。 




運動は「食前」「食後」どっちが効果的なの?
運動する時の疑問では、
運動するタイミングを「食前」と「食後」に分けて考えた場合、どちらの方が効果的なのでしょうか?

「食前」と「食後」では身体の状態が異なるため、
自分が行う運動の種類や目的によって、どちらのタイミングが良いのか判断する必要があります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

「食前」に運動するメリット
食前に運動すると、身体に溜まった脂肪が燃えやすくなります。
なぜなら、食前は体内のエネルギー(糖質)が少なくなっているため、
脂肪がエネルギーとして使われやすいからです。

例えば、朝食前は最後の食事から7~8時間以上経っていますので、
体内の糖質が1日の中で最も少ない状態になっています。
したがって、そのタイミングで運動すれば、脂肪が優先的にエネルギーとして燃焼され、
ダイエット効果が高まるのです。

「食前」に運動するデメリット
食前に運動すると、脂肪と一緒に筋肉も落ちやすくなります。
なぜなら、体内の糖質が枯渇してしまうと、脂肪がエネルギーとして使われるだけでなく、
筋肉(タンパク質)がアミノ酸に分解され、エネルギーとして使われやすくもなってしまうからです。

脂肪と共に筋肉も落ちてしまうと基礎代謝が下がり、
見た目には痩せても実際には太りやすい身体になってしまうのです。

「食後」に運動するメリット
食後に運動すると、新たな脂肪の蓄積をセーブできます。
なぜなら、食事で摂った糖質がエネルギーとして使われるため、
糖質が脂肪に変わる前に消費できるからです。

身体に溜まる脂肪の正体は、摂り過ぎた糖質です。
したがって、食後30分~1時間ほどの間に簡単な筋トレなどを行えば、
糖質が脂肪に変わる前にエネルギーとして消費されるため、
新たな脂肪の蓄積を抑制できるのです。
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「食後」に運動するデメリット
食後すぐに運動すると、
気分が悪くなり運動を続けられなくなる可能性があります。

なぜなら、食後すぐに運動をしてしまうと、
胃腸に十分な血液が回らなくなり、消化不良を起こしやすくなるからです。

消化も運動も多くの血液が必要となるため、両者を同時に行なうのは難しいのです。
したがって、食後すぐに運動する場合には、激しい運動は避け、
消化の妨げにならないよう注意する必要があります。

食前・食後の運動を上手く使い分けて効率的に運動を!
食前と食後の運動の違いについて説明をさせて頂きました。
有酸素運動を食前・食後に行うことに各々メリットがりましたが
何より一番大切な事は運動を続ける事です。

また、運動のタイミングによるダイエットの効果についてはあくまでも補助的なものだと思って、
食事や的確な運動メニューの方が重要です。
無理をせずに継続することを一番に考え行うようにしてくださいね。