春の肌荒れにお悩みの男性必見!花粉症対策のポイント5選

春は花粉が飛び交う季節で、花粉症に悩む人が多くなります。
花粉症は目や鼻の症状が主なものとして知られていますが、肌荒れも起こる可能性があります。

特に男性はスキンケアに関心がない人が多いため、肌荒れに悩むことも多いでしょう。
そこで、本記事では春の肌荒れに悩む男性に向けて、花粉症対策のポイントをご紹介します。


【花粉症と肌荒れの関係】
花粉症が肌荒れを引き起こす原因は、花粉が皮膚に付着し、
それが原因で皮膚が炎症を起こすことが考えられます。
また、花粉に含まれる成分が皮膚のバリア機能を低下させることも影響しています。
肌荒れの症状としては、かゆみ、赤み、乾燥、荒れなどがあります。

花粉量は年々増加傾向?
近年のデータによれば、日本を中心に世界中で花粉の飛散量が増加している傾向があります。
これは、気候変動や都市化などが影響しているとされています。

気温の上昇によって花粉の飛散が早まったり、
温暖化によって新たな花粉をまき散らす植物が増えたりすることが要因となっています。
また、都市化に伴って、街中に植えられた花木や草花によって花粉が発生し、
それが都市部に集積して花粉症の患者数を増加させていると考えられています。

【花粉症のピーク時期とは!?】
花粉症の症状がひどくなる時期は、各地域の気象条件や花粉の種類によって異なりますが、
一般的には春から初夏にかけてがピークとなります。

日本の花粉症の主な原因となるスギやヒノキは、1月から4月頃に花粉を飛散させます。
また、ブタクサやヨモギなどの草本植物の花粉は、7月から10月にかけて飛散することが多く、
これらの植物に対するアレルギーを持つ人々は、夏にも症状を抱えることがあります。

さらに、気象条件も花粉症の症状に影響を与えます。
例えば、風が強い日や乾燥した日は花粉が飛散しやすく、症状が悪化することがあります。
また、気温が高い日や曇りの日は花粉が地表に留まりやすく、症状が軽くなることがあります。

【花粉症対策のポイント5選】
花粉を避ける
花粉が飛散する時間帯や場所を避けることが大切です。
特に朝や夕方は花粉が多いため、外出時にはマスクを着用することをおすすめします。
また、花粉が多い日は、室内にこもって過ごすなどして、外出を控えることも有効です。

洗顔をしっかり行う

花粉が付着した肌を清潔に保つために、洗顔をしっかり行うことが大切です。

朝晩の洗顔を欠かさず行い、洗顔料は肌に負担をかけないものを選びましょう。
また、洗顔後には化粧水や乳液などで保湿することも重要です。

角質層の水分が少なくなると、肌のバリア機能が低下して、
ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまいます。

保湿ケアをしっかり行い、バリア機能を整えることで、
花粉などのアレルゲンに負けない肌を作りましょう。
まず、肌を清潔に保つことが大事ですが、1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシ洗ったりするのはNG。

洗顔料をよく泡立て、泡でやさしく包み込むように洗い、
最後にぬるま湯で洗顔料や汚れをしっかり洗い流すのが基本です。

洗顔後は肌が乾燥しやすく、デリケートな状態になっているので、
すばやく化粧水で肌にうるおいを与えます。
さらに、乳液やクリームなどの油分でフタをして、水分の蒸発を防ぎましょう。
肌荒れが気になるときは、敏感肌用の化粧品を使用することをおすすめします。

スキンケアに気を配る
花粉症による肌荒れを防ぐためには、スキンケアに気を配ることが大切です。
特に保湿は重要で、肌が乾燥すると肌荒れが悪化するため、
化粧水や乳液などでしっかり保湿を行いましょう。

外出時の服装
花粉が鼻、目、口の粘膜に入らないように対応することが大切になってきます。
マスクやサングラス、眼鏡などを装着することで花粉が入ってくる侵入ルートをブロックし、
感作する花粉量を少なくすることができます。
また、表面がすべすべした素材のコートを着用することも効果的です。
またアトピー性皮膚炎のある方は服で皮膚の露出を少なくする工夫も有効な手段と考えられます。

食生活
近年日本では従来の穀物、豆類、野菜、魚などの和食から卵、乳製品、肉などを中心とした
脂肪を多く含んだ高カロリー食である欧米型の食事へ移行しています。

和食に含まれるω-3脂肪酸※の摂取量が少なくなっていることで
アレルギー症状が悪化しているとの報告があります。
なので積極的に魚料理を摂取することも花粉症の予防につながると考えられます。

ω-3脂肪酸(オメガ3脂肪酸)とは、
エゴマなどの植物油に含まれているα-リノレン酸、魚油に含まれている
DHAEPAなどの脂肪酸の総称であり、 血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制など
幅広い効果が期待されています。

また、アルコールは血管拡張作用があり、鼻閉が生じることがわかっており、
花粉症の方の鼻閉症状をさらに悪化させることが分かっています。

部屋の掃除をこまめにする
家の中に花粉が入らないよう対策をしたとしても、
花粉が室内に入り込むのを完全に防ぐのは難しいでしょう。

室内に入った花粉は床に落ちてしまうので、こまめに掃除して取り除くことが大切です。
掃除機をかけると空気が流れ、花粉が舞い上がってしまうので、
まずは雑巾やフロアモップなどの拭き掃除から始めます。

掃除をする時間帯は人の動きが少なく、花粉が床に落ち切っている朝が狙い目です。
拭き掃除した後は、掃除機を床の溝に沿ってゆっくりとかけましょう。

まとめ
今回は花粉と肌荒れの関係についてお伝えしてきました。
花粉は鼻や目だけでなく、皮膚にも影響を与え、かゆみ、赤み、熱っぽさなどの症状が現れる
「花粉皮膚炎」を引き起こすことがあります。

このような症状が現れた場合は、
炎症を抑える塗り薬や抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬で対処しましょう。
また、肌荒れ予防のために、なるべく花粉を肌に付着させない工夫や、
保湿ケアで皮膚のバリア機能をサポートすることも忘れないでください。